朗読×生演奏×舞踊で作品の世界を立体的に描く。「メタファー:リファンタジオ リーディングライブステージ」開催報告 〜「公演パンフレット」「チケット風カード」追加製造決定〜

朗読×生演奏×舞踊で作品の世界を立体的に描く。「メタファー:リファンタジオ リーディングライブステージ」開催報告 〜「公演パンフレット」「チケット風カード」追加製造決定〜

2025.12.03

株式会社HIKE(本社:東京都新宿区、代表:三上政高)は、主催・制作する「メタファー:リファンタジオ リーディングライブステージ」を11月15日(土)・16日(日)にKAAT神奈川芸術劇場にて上演いたしました。本リリースでは、11月15日(土)2nd公演の模様をレポートします。

「日本ゲーム大賞2025」年間作品部門 大賞受賞も記憶に新しい、株式会社アトラスが手掛けるRPGゲーム『メタファー:リファンタジオ』が、新感覚ステージ「メタファー:リファンタジオ リーディングライブステージ」として11月15日・16日に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場にて上演された。

キャストは、花江夏樹(主人公 /ウィル役)、諸星すみれ(ガリカ役)、小野賢章(ストロール役)、早見沙織(ヒュルケンベルグ役)、稲田 徹(グライアス役)の5名。ここにAyasa(ヴァイオリン)、髙月 怜(チェロ)、中村有里(サックス)、紅維流星(ピアノ)による生演奏が加わり、舞踊として参加する岡本 優が振付を担当。ダンサーの岡﨑彩音と垣花克輝が身体表現によって作品を彩った。

朗読×生演奏×舞踊が織りなす生の表現と映像効果とが一体となり、朗読劇の枠を超えた臨場感あふれるステージとなった本作。それぞれの表現技法が重なりあい、深い没入感を生み出していた。

開演前、ステージ上の紗幕にはアカデメイアの光景が映し出されている。頭上から降り注ぐスポットライトにスモークが照らされ、厳かな雰囲気を生み出す。劇場に足を踏み入れた瞬間、主人公が「幻想小説」を読んでその世界に飛び込むかのごとく、観客は魔法があふれる幻想の世界へと誘われていった。

 

そしていよいよ動き出す物語。本作が描くのはゲームの序章だ。主人公のウィルが幼馴染である王子の呪いを解くために、王都に潜入するところから物語は描かれていく。ゲームの展開を軸にしながらも、グライアスを中心に、原作を補完する新たなストーリーが描かれ、すでにゲームをプレイした人もそうでない人も、新鮮な気持ちで楽しめる内容となっていた。

朗読劇の醍醐味は声優陣の生の掛け合いだ。序盤ではウィルと相棒の妖精・ガリカのやり取りが軽快に物語を進めていく。どんな状況でも動じず、内なる熱さを感じさせるウィルの独特の空気感や、そんなウィルをときに友人のように、ときに姉のように見守り支えるガリカの温かさが、花江と諸星の生み出す会話によって手に取るように伝わってくる。隣り合う2人が、作中のキャラクターの動きに連動してお互いの向きを変える演出など、細かな部分までこだわりが感じられた。

 

 

 

ウィルが王都の募兵舎で出会うのが貴族出身のストロールだ。正義感に厚く貴族としての矜持を胸に抱えるストロールの人物像を、小野が全身からほとばしる熱気とともに演じる。貴族風の衣裳が楽しめるのも、朗読劇ならではだろう。優しく勇敢なウィルと、ノブレス・オブリージュを貫くストロールのバトル時の掛け合いも迫力が見事だった。

 

ヒュルケンベルグとグライアスは新たに描かれた回想エピソードでも活躍。王子付き近衛兵になった頃のヒュルケンベルグと先輩のグライアス、やんちゃな王子とのやり取りは思わず笑みがこぼれてしまうシーンだ。早見の全力の生「うまし!」や、稲田の腹に響く魂の絶叫が、観客の心を震わせる。原作ファンのテンションが一気に上がるであろうウィルやストロール、ヒュルケンベルグの覚醒時の口上には息を呑んだ。

 

 

 

 

原作でガリカは「この世に初めて生まれた魔法は、音楽」だと言う。その言葉を体現するかのように、本作でも音楽への並々ならぬこだわりが感じられた。生演奏は美しい音色で劇場を包むと共に緊張感を生み出す。さらに、ゲームを追体験できる戦闘SEがバトルシーンを彩っていた。

 

 

紗幕を使った映像演出も印象的。ガリカが飛び回る様子や、戦闘時の攻撃演出などが紗幕に映し出され、没入感をいっそう高める。とくに正体不明の怪物ニンゲンがステージ上に映し出される瞬間は圧巻で、その歪な恐ろしさを目の当たりにすることができる。

 

 

 

 

 

朗読、生演奏、舞踊という多彩な表現が重なり合い、作品の世界を立体的に描き出した「メタファー:リファンタジオ リーディングライブステージ」。舞台ならではの迫力とゲーム原作の魅力を存分に体感できる“ライブ”がそこにあった。

「メタファー:リファンタジオ リーディングライブステージ」公演概要

 

公演名 メタファー:リファンタジオ リーディングライブステージ
開催日時 2025年11月15日(土)
1st/2nd
1st/2nd
会場 KAAT神奈川芸術劇場
https://www.kaat.jp/
出演 花江夏樹(主人公 /ウィル役)/諸星すみれ(ガリカ役)/小野賢章(ストロール役)/早見沙織(ヒュルケンベルグ役)/稲田 徹(グライアス役)

●演奏
Ayasa(ヴァイオリン)/高月 怜(チェロ)/中村有里(サックス)/紅維流星(ピアノ)

●舞踊
岡本 優

公演特設サイト http://metaphor-st.jp
公演公式X https://x.com/metaphorconcert
主催 HIKE
協力・監修 アトラス

好評につき完売となった「公演パンフレット」「チケット風カード」の追加受注販売受付中!

当日物販において好評につき完売となった「公演パンフレット」、「チケット風カード」の追加製造を決定いたしました。現在受注受付中です

受注受付期間:2025年12月14日23:59まで
販売ページ:https://store.kadokawa.co.jp/shop/ebtenatlus/e/eebten-b00010/
※そのほかの詳細につきましては販売ページをご覧ください。

グッズラインナップ

・公演パンフレット 3,500円(税込)

「メタファー:リファンタジオ リーディングライブステージ 」オフィシャルパンフレット。本公演開催に際し、出演者・開発スタッフへの新たなインタビューや、ステージに関する資料などを収録。
<インタビュー>花江夏樹・諸星すみれ・小野賢章・早見沙織・稲田徹 など
<対談>アトラス開発スタッフ

※サイズ:スクエア型(横210mm x 縦210mm)
※ページ数:44P
※画像と実際の商品とでは、色合いやデザインが若干異なる場合がございます。

 

・チケット風カード(※全10種・ランダム販売) 1枚501円(税込)

『メタファー:リファンタジオ』のキャラクタービジュアルを使用した、チケット風のカード。

<キャラクター種類(全10種)>
主人公・ガリカ・ストロール・ヒュルケンベルグ・ハイザメ・ジュナ・ユーファ・グライアス・ニューラス・バジリオ

※サイズ:横100mm x 縦195mm
※画像と実際の商品とでは、色合いやデザインが若干異なる場合がございます。

株式会社HIKEについて

株式会社HIKE
所在地:〒160-0023 東京都新宿区西新宿3丁目2-4 JRE西新宿テラス3階・4階
公式サイト:https://hike.inc/
代表者:代表取締役 三上 政高

※本リリース情報の掲載及び画像掲載の際は、下記のコピーライトの表示をお願いいたします。
©HIKE
©ATLUS. ©SEGA.
※本掲載内容は予告なく変更する場合がございます。

REPORT TEXT:Shio Futami
PHOTO:Ryoji Fukuoka(GEKKO)